ファクタリングはやばいもの、という話を聞いたことでファクタリングを利用するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ファクタリングを規制する法律が存在しないため、一部の悪徳業者の存在によりファクタリングがやばいものというイメージになってしまったのかもしれません。
この記事では、ファクタリングがやばいと言われる理由と実情を解説いたします。
もくじ
取引先に対して品物の販売・サービスを提供し、後から代金を請求する権利(売掛金)を売却して、手数料を引いた現金を得ることです。
売掛金の支払い期日よりも前に資金調達ができるため、資金繰りの改善に繋がります。
一般的なファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングと呼ばれる形態があります。
(A)取引先
(B)あなた
(C)大阪ファクタリングセンター(当社)
だった場合、
(A)が(B)に商品・サービスを提供され、売掛債権が発生する
↓
(B)は(C)に売掛債権を売り、現金を手に入れる
↓
(A)から(B)に売掛金が入金されたら、(B)は(C)に入金する
※(A)には(C)のことは知らされない
(A)が(B)に商品・サービスを提供し、売掛債権を発行する
↓
(B)は(C)に売掛債権を売り、現金を手に入れる。この時、ファクタリング契約をしたことを(A)に知らされる
↓
(A)は(C)に売掛金を入金する
となります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの最大の違いは、「取引先」にファクタリングをしたことが伝わるか伝わらないかです。
また、一般的に、2社間ファクタリングの方が手数料が高い傾向があります。
取引相手にファクタリングしていることが伝わるのを心配される方がいらっしゃいますが、これは契約方式によって異なります。
3社間ファクタリングをする場合は取引先に伝わります。
メリットとしては、「融資に比べて資金調達がスピーディーにできる」ことと、「信用情報ブラックでも利用できる」ことです。
ファクタリングの場合、信用情報機関にあなたのことについて照会を行いません。
そのため、あなたがファクタリングを申し込んだことは記録に残りません。
デメリットとしては、「売掛金の額面未満でしか資金調達できない」ことと、「手数料の高さ」です。
世間では2社間ファクタリングの手数料の相場は月に10%〜20%と言われています。
当社では月に7%〜10%の手数料でファクタリングはサービスを提供させていただいておりますが、それでも融資に比べ非常に高額です。
ファクタリング、つまり請求書(売掛債権)の売買・譲渡は合法です。
経済産業省も推奨している、資金調達サービスの一つです。
貸金業を営んで融資を行う場合、貸金業の登録が必要です。
ファクタリングは営業にあたり許認可や届出は不要です。
また、ファクタリングは融資ではありませんので、利息制限法は適用されません。
手数料や買取金額についての法律が無いため、手数料の上限はありません。
給与ファクタリングは、融資として扱われるため貸金業登録がないと行えません。
弊社では給与ファクタリングは行なっておりません。
このような特徴のあるファクタリング会社は悪徳業者の可能性があるのでお気をつけください。
手持ち資金が不足している原因を断たないと、ファクタリングの利用を辞めることは難しいです。
ご利用は計画的にお願いいたします。
ファクタリングの手数料は、ほとんどの場合が融資よりも高い手数料です。
目先の資金繰りしか見ずにいると、決算の時に今まで支払った手数料の金額に驚くことになります。
金融庁はファクタリングについてたびたび注意喚起をしていますが、実際はファクタリングを装ったヤミ金や給与ファクタリングについて注意喚起しています。
経産省は中小企業の売掛債権を活用することを推奨するため、債権法などの法改正を行いました。
ファクタリングに関わる内容としては、
・譲渡制限特約付き債権の譲渡を認める
・振興基準による努力義務設定(元請は売掛債権の譲渡を邪魔せず、円滑に進むようにすること)
などが挙げられます。
あります。
知らず知らずのうちにやってしまうこともありえますので、注意してください。
「請求書の偽造」「使い込みで踏み倒す」の2つの事例について解説いたします。
詐欺罪で刑事告訴いたします。
実刑判決が出ることもございます。
前科がつく、インターネットなどに本名が載り続けてしまう、などで社会生活に支障も出ますので
絶対にやらないようにお願いいたします。
残念ながら、ファクタリング詐欺で逮捕されたというニュースは後を絶ちませんし、弊社でも偽造が疑われる請求書が提出されることは稀ではありません。
踏み倒した場合、法的措置を講じます。
2社間ファクタリングでは、売掛先から弊社に直接売掛代金が振り込まれるのではなく、売掛先→あなた→弊社というように売掛金が移動します。
この際、売掛金を使い込まないようにしてください。
何故なら、「債務不履行」などの民事責任だけでなく、「横領」「詐欺」といった刑事責任の対象にもなるからです。
誠意を持った行動をお願いいたします。
ファクタリングは合法のサービスです。
しかし、ファクタリングを規制する法律が無いため、あやしい会社があるのも事実です。
悪徳業者に引っかからないよう、あらかじめ知識をつけてから利用するのが賢明です。
当社オリジナル漫画、「マンガでわかるファクタリング」なら、ファクタリングについての知識が分かりやすく解説されています。
ぜひ一度ご覧ください。